すぎのさんが始めて
異性を意識するようになったのは、
15歳の時。
まだまだ子供でいたかったけれど、
体付きが女性に変化し始めていた。
いずれ大人の女性になることはわかっていたけれど、
こんなに急激に変化するなんて、
自分は思わなかった。
高校の入学式。
創設したてで新しかったけど、
別の中学校からのひとが周りにいるので、
驚きさえ感じていた。
クラス決めとか、先生の紹介があったんだけど…
その時に恋に落ちてしまったの。
初恋の相手は20代後半くらいの先生だったんです!
オフコースとか杉ちゃんとかで聴いてた…
恋ってのは、こういうものなんだ!と
実感することになった。
毎年のバレンタインのチョコレートは欠かさなかったし、
3年ともお返しもらった。
友達の紹介で普通の彼氏と付き合うようになっても、
心はその人よりも
もっと素敵なあのひとに、いつまでも傾き続けた。
彼のためにその教科に専念したし、
彼が顧問のクラブがあれば無条件で入った。
でもね、わたしが一番うれしかった言葉はね…
当時流行の聖子ちゃんヘアーに断念した挙句に
(ま、そういう時代だったのよ)
ばっさりイメチェンしてセシルカットにしたわたしに
「かわいい」っていってくれたこと。
異性にそんな言葉をもらったのは最初だったの。
嬉しくて涙がこぼれそうになったんだ。
あれから20年。
わたしは貴方の思い出を大事にしまっています。
サイン帖もちゃんととっておいてあります。
しかしその当時の初恋の人に印象が似たひとが
現在の彼氏なのは、一種の運命なのだろうか。
確信したっていい。これは運命に間違いない。
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